CASE STUDY事例紹介
2024.08.22
Nexa Warehouse-Optimizerによる倉庫業務の効率化
企業名：KDDI株式会社様
- データ分析
- Nexa Warehouse-Optimizer
- BtoC
- DC
- ピッキング
- 仕分け
- 生産性向上
- 省人化
- 可視化
本事例の概要
Nexa Warehouse-Optimizerは、倉庫内データの分析・活用を通した作業工程全体最適化に加え、人・作業量・時間を考慮した作業員シフトを自動作成しWebダッシュボードで可視化・提案することで、デジタル化による倉庫内業務の効率化を実現します。
2023年度に実施したKDDI物流センターでの本サービスの実証実験では、スマートフォン個人向け出荷に対する倉庫業務の最適化にて、1.4倍の作業効率化に成功し、2024年8月から商用導入を行っています。
特徴
| 物流倉庫能力可視化・ボトルネック分析 | 物流倉庫の作業フローに合わせたカスタマイズを通して、作業フロー・進捗を可視化し、工程ごとの生産性を時系列でダッシュボード上に表現しました。ボトルネックとなっている工程や物流倉庫が処理できる全体生産性を把握することで、運用改善や新しい設備導入に係る投資対効果の最大化につなげることができます。 |
| 予実管理ダッシュボードと作業完了予測 | 倉庫内に設置されたマテハンやロボット、WMS/WES/WCSなどの関連システムのデータを集約・分析し、物流倉庫現場の予実状況をダッシュボード化しました。当日の作業ペースに応じて再計算される作業完了時間予測は、作業管理者に現場運用の気づきを与えます。これにより、作業遅延を予防し、スムーズな集荷・荷役作業を実現、トラックドライバーの荷待ち時間削減に貢献します。 |
| 最適化された作業員シフトを自動作成 | 物流倉庫におけるデータ分析をもとに、現場運用のためのシフトをシミュレーションします。作業量・休憩時間・稼働ライン数等をカスタマイズすることで、日々の運用に合わせた最適シフトを作成、作業者の残業抑制、人員計画の最適化に貢献します。 |
マテハン：「マテリアルハンドリング」の略称。作業の効率化や省人化を目的とした機械、設備全般を示す用語。
WMS（Warehouse Management System）：倉庫管理システム（倉庫内の商品を管理）
WES（Warehouse Execution System）：倉庫運用管理システム（倉庫内作業および設備の総合制御）
WCS（Warehouse Control System）：倉庫制御システム（倉庫内設備の制御）