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物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」新プランの提供開始
~KDDIとAWSの戦略的連携とNexa Wareの知見を活かし、導入スピードの倍速化と継続的な業務改善・コスト最適化を実現~
- プレスリリース
- データ分析
- 2025
株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 隆之、以下 Nexa Ware)は、物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」 (以下 本サービス)を月額でご利用いただける「Entryプラン」と「Premiumプラン」を2025年10月27日より提供開始します。利用目的や分析期間に応じて、柔軟に選べるプラン体系を整えることで、お客さまに合わせた最適なプランをお選びいただけます。
新プランの提供では、「シフトシミュレーション」と「予実管理」機能を強化しました。導入時の初期負担軽減に加え、出荷作業量に応じた最少の運用人数予測、急な欠員や作業遅延時の作業員再配置を支援します。これにより、現場管理者の負荷軽減や迅速な意思決定の促進、作業者の労働時間抑制、出荷遅延の防止などを実現し、物流倉庫業務の継続的な業務改善とコスト最適化に貢献します。
また、本サービスは、KDDI株式会社(以下 KDDI)とアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下 AWS)の戦略的連携のもと、低コストかつ安定した運用を実現するクラウド環境により提供します(注1)。
1.背景
①2024年8月に提供開始した「Nexa Warehouse-Optimizer」は、シフトシミュレーション、予実管理、KPI可視化、作業完了予測、AGV稼働モニターといった、物流現場の生産性向上に貢献するデータ分析・可視化機能を展開しています(注2)。さらに2025年4月には、SaaS(Software as a Service)化の推進に伴い、AGV稼働モニターの高度化やソータ稼働モニター機能の追加など、機能拡充を行い、現場ニーズに即したサービス改善と基盤強化に取り組んでいます(注3)。
②提供開始以降、お客さまごとの業務内容や環境に応じて導入、評価を進めてきましたが、導入までのリードタイムなどが課題となるケースもありました。こうした状況を踏まえ、より多くの物流現場に迅速かつスムーズに導入いただけるよう、標準化されたプラン設計と柔軟なシステム構成の検討、開発を行い、新プランの提供に至りました。
2.新プランについて
今回提供を開始する「Entryプラン」「Premiumプラン」は、お客さまの目的に応じて選択可能な料金体系を採用し、より多くのお客さまが手軽に導入いただけるサービスとなっています。さらにお客さまごとに異なる作業工程や多様なデータ形式にも柔軟に対応できるシステムを新たに設計したことにより、初期導入期間を従来の2週間から1週間へと短縮し、導入コストの大幅な削減を実現します。
①Entryプラン
スモールスタートでの導入をご希望のお客さまに最適なプランです。低コストで導入でき、日次・週次単位でのデータ集計に対応。物流倉庫の稼働状況把握、業務改善が可能です。お客さまのご要望に応じて、スムーズにPremiumプランへアップグレードできます。
【Entryプラン詳細】
・ シフトシミュレーション」・「予実管理」機能対応
・ 1週間のデータ保存期間 ※データ量により変動する場合があります
・ 日次・週次単位でのデータ集計
・ データアップロード機能付
②Premiumプラン
Entryプランの上位プランです。Entryプランでの提供内容に加え、リアルタイム分析や中長期的にデータの分析を行い、将来設備の最適化検討などにも活用したいお客さまに最適なプランです。また、Entryプランに比べ多人数での活用が可能です。
【Premiumプラン詳細】
Entryプランの機能に加え:
・ リアルタイムで可視化
・ 1年間のデータ保存期間 ※データ量により変動する場合があります
3.機能のアップデートについて
新プランの提供にあわせて、「シフトシミュレーション」と「予実管理」機能を強化し、より現場のニーズに即した機能改善を行いました。
①シフトシミュレーション
倉庫における作業内容・予測出荷量・現場状況に応じて、作業員のシフトを自動作成します。事前の人員確保に必要なシミュレーションに加え、倉庫全体の人員配置を最適化することで、オペレーションの効率化に貢献します。
<主なアップデート内容>
・ お客さまの倉庫業務に応じた作業工程の設定とシフト作成が可能
・ 雇用形態に応じて変動する勤務時間を考慮し、より実運用に適したシフト調整が可能
・ パラメータシートの活用により、入力工数の削減と再利用性の向上を実現


②予実管理
作業工程ごとに日々の出荷数に基づく進捗状況を確認でき、当日の作業進捗に応じた完了時刻を予測します。作業遅延の予防やスムーズな集荷・荷役作業を支援し、トラックドライバーの荷待ち時間削減にも貢献します。
<主なアップデート内容>
・ フィルタ項目の設定機能を強化し、お客さまのご要望に応じて表示内容の設定が可能
・ 過去の実績進捗を確認できる機能を追加し、日々の振り返りや改善活動に貢献


今後は、物流倉庫内の自動化設備と連動した分析・最適化機能を拡充し、設備の稼働状況や作業効率の可視化を通じて、現場の運用改善を継続的に支援します。業務の生産性向上や運用コストの最適化を促進しながら、お客さまの事業成長に貢献してまいります。
【参考】
■Nexa Wareについて
Nexa Wareは、株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、代表取締役社長:木村 隆利、以下 椿本チエイン)とKDDIの合弁会社として2024年4月1日より事業開始しました。「物流の未来をお客さまと共に創る」のミッションのもと、両社の強みを掛け合わせた次世代型の物流倉庫自動化ソリューション提供により、物流DXの事業分野における新しい価値提供を目指しています。具体的には、ベンダーフリーの最適設計により、自動化システムの構築から通信、ネットワーク、データに基づいたコンサルティング、運用保守までをワンストップで提供することで、物流倉庫DXの推進と持続可能な社会の実現に向けた課題解決に貢献してまいります。
(注1) KDDIニュースリリース 「WAKONXにおいてAWSとの戦略的連携を開始」(2025.2.21)
https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-452_3729.html
(注2) Nexa Wareプレスリリース 「物流倉庫業務を効率化するデータ分析サービスを提供開始します」(2024.8.22)
https://nexaware.com/post-106/
(注3) Nexa Wareプレスリリース 「Nexa WareとKDDI、物流倉庫の課題解決を加速」(2025.3.28)
https://nexaware.com/post-0328/



